レスポンダーに参加していたダッサ・ベン・アミの提案で記録された、アパラチアの各地からフラットウッズに集まっていた生存者達の様子を記録したホロテープ集。
フラットウッズで見つかる全部で10種類のホロテープを見つけると、チャレンジ - ワールドの「生存者の物語を見つける」を達成して20アトム入手できる。
再編集:半端だった各物語のページを完成させてひとつのページにまとめました
生存者の物語:ダッサ・ベン・アミ
今では最終戦争と呼ばれている。それから間もないが、過酷な状況だった。生存者の物語へようこそ。私はダッサ・ベン・アミ、レスポンダーよ。
この数年、レスポンダーと活動をともにしている。もとはチャールストン出身だから、参加するのは簡単だった。
簡単でないのは活動のほうね。瓦礫からのアパラチアの再建の傍らで、生存者は各地からひっきりなしに集まってくる。
大勢が来て、大勢が去った。大勢が来て、大勢が去った。彼らの語られない物語、時とともに忘れられる名前。この歴史を何らかの形で残さねばと思ったの
人々に、思いや物語や永遠に記録しておきたいものはなんでも記録しておくように頼んだの。
このシリーズを、生存者の物語と呼ぶことにするわ。
自分のことから始めましょう。私はVault-Tec大学の人類学博士課程の学生だった。最終学年。サイレンを聞いた時には、自分の論文を印刷している最中だった…
きっと、Vault-Tec者の従業員の父なら、私たちみんなを連れていってくれると思った。
でも…二人分の予約しか取れなかった。だから行かないことにした。
小さな弟と一緒に、彼はVaultに行った。私を説得することはできなかったけれど、彼らはやろうとした。結局は、私が彼らを中に押し込んで、そういうことになった。
その後、故郷のチャールストンに戻って…その…生き延びた。最終的に、レスポンダーが結成されて、私はすぐに契約した。
大変だったわ。洪水で… 荒れ果てていた。モーガンタウン空港に拠点を移して、今はフラットウッズが… まあ、それでも私は楽観的よ
彼らとは今のところ… たぶん2年ぐらい。大きな計画があるの! 助けてくれる人が大勢必要だわ。もしかしたら、大丈夫なぐらいに再建できるかも
では、その間に、私はできる時に生存者の物語を記録し続ける。私たちはあなたの歴史。こちらはダッサ・ベン・アミ、今はこれで終了
生存者の物語:ウィリー・マエ
ボタンを押したから静かに。録音中よ。シッー!ハロー?聞こえる?たぶん動いてるわ。こういうの苦手なのよ。
私はウィリー・マエ。いつか生まれてくる未来の子供達の教育のために、戦争後の人生について話すように頼まれたの。いい考えだと思うわ。
リタイヤした後は、ただテレビを見て、孫たちを楽しませるだけだと思っていたけど、現実はそうはならなかったわ…
孫たちもVaultに逃げて助かったとわかって、安心しているわ。夢でその光景を見た時、祈りが届いたんだとわかったわ。
夫のフランクは、かつて炭鉱で働いていた。戦争の少し前、揺れがあったってニュースがあって、夫は帰ってこなかった…
夫に何が起きたのか、どうして帰ってこないのか、確かなことはわからない。ここだけの話だけど、それでいいと思ってる。
戦争以来、古い新聞を読んで、音楽を聞いていたわ。今はとても静かで、私は気に入っている。
ワトガ・タイムスの原子力くじ、知ってる?当選者には10年分のブラムコ・マカロニ・アンド・チーズ、ソールズベリー・ステーキ、もちろんヌカ・コーラもよ。
もう20年もくじをやり続けて、戦争の前の月についに当選したの。8年分しかなかったれど、文句は言えないわね。
品物がなくなる頃、レスポンダーのラジオ放送が聞こえてきたの。私は、彼らを探して物資をもらおうとした。彼らの心に祝福を。
じゃあ、家に帰るわ…まあ、ちょっとだけね。これ、どうやってオフにするの?嫌いなのよ、こういうの。これじゃない、これじゃない、ああ、これね。
生存者の物語:デルバート・ウィンターズ牧師
デルバート・ウィンターズ牧師だ。この町で生まれ育った。レスポンダーの前哨基地用に私の教会を貸したんだ。なに、礼には及ばないさ。
レスポンダーは真の使命を果たそうとしている。どんな時にも人々を救ってな。やがて天への道が開け、我々は救われるだろう。
こんなことになった時、私もこう思った…これで終わりだと。だが…そうじゃなかった。私たちはこうして生きている。
最初は何かの間違いだと思った。私たちは忘れられたのだと。何か過ちを犯したのかもしれないと…
慈善活動が足りなかったのか…最悪の時代にも神を讃え続けることを怠ったからか…あるいは、考えたはならないことを考えてしまったのかもしれない。
だから私は尋ねた。なぜ?どうしてだ?私はこの地上であなたのために戦った。今度はあなたのそばで戦いたかったのに!
そして絶望の中で私は見た。生存者たちが、ゴミ箱の裏で生のネズミに食らいつく姿を。「調理しないとダメだ」と私は警告した。当然のことだと思った。
彼らは汚物にまみれた姿で言った。「やってみたが病気になった」と…その時、私は気付いた。使命を与えられたのだと。
私はそれから調理場を作った。まともな料理を作った。飢えた者たちに食事を与えた。そして生きる意味を与えられたことに感謝した!
また試練の時が訪れたなら、私はその厄災に呑まれ消え去るだろう。だがその時までは、共に家庭料理を味わおうじゃないか
生存者の物語:ケシャ・マクダーモット
子孫のために私たちのことを記録しておくよう、ダッサに頼まれたの。いいアイデアだと思うわ。ええと、こんにちわ。私はケシャ・マクダーモット
爆弾が投下された時、私はワトガにいた。当時の高校生のための州の科学フェアを準備中だった。テーマは「未来のエネルギー!」
核の攻撃の後、すべては混沌に陥ったわ。食べ物をあさって、過激な生存者と戦って、とにかくひどい状態だった。
高校生が2人生き残っているのを発見したわ。親たちは助からなかった。町にある古い家に、しばらく一緒に隠れていたの。
少し経って、古いラジオの回路をハンダ付けするのに成功して、レスポンダーの放送が聞こえた。本当に嬉しかったわ!
ワトガからフラットウッズへ移動するのは、大変だったわよ。山岳地帯で悪党どもに出くわして、食べ物と水を奪われたわ
フラットウッズにいるレスポンダーを見つけた時の嬉しさは、言葉にできないわ。全員にテント、自由に使えるキッチン、医薬品もあって、守られていた… 安全だったのよ
でも、彼らには問題があった。水源が、ひどく汚染されてしまっていた。それに安全に使えるほど長く煮沸させることもできていなかった
私は立ち上がって言ったわ。「汚染の状態を監視する試験用キットを作って、みんなに正確なお湯の沸かし方を教えます」そして、実行した
世界は改善していたけど、ゆっくりだった。また悪化することを防ぐ必要もあった。時間も手間もかかるわ。お話は終わり
さて… 時間、管理、そして科学!
生存者の物語:ミゲル・カルデラ
やあ、遠い未来の人!このテープはいつか歴史的な資料になるって、ダッサに言われたけど、どうだかね!さて、私の名前はミゲル・カルデラ。
私の物語はオフィスから始まる。かつて私は大勢いるVault-Tecのプログラマーの中の1人だった。みんな平凡だった。それで良かった。
コーヒーメーカーの横にある窓から、よく外を見ていたよ…このクソみたいな仕事を辞めて、毎日森の中を歩き回れたらどんなにいいだろうってね。
アパラチアの小道を歩き回って、好きなところでキャンプして、仲の良い友達と旅をする夢を見ていたんだ! ああ… 夢のおかげで生きていけた…
核が落とされた時… みんなと同じように、私も恐れおののいた。Vaultにいなかったので、その、自分で何とかするしかなかった
レスポンダーに発見された。小さなキャンプ場と物資が手に入り、睡眠中の安全も確保できた。だが… 人に会えたのが何より良かった!
別に悪い気はしていない。大惨事も、その後も。奇妙に思えるだろうが… 私は自由を手に入れたんだ。人を助けることもできる…
出会いもあったんだ。物資を運ぶボランディアとだ。信じられないだろ? すべてが終わったと思っても… それでも… 終わってないんだ。続いていくんだ
まあ、ひどい状況でもあるよ。誤解するな。みんな死ぬか、怪我をした。でも… 自分にはどうしようもないこともある。だから、最善を尽くしてるんだ
最近、私は重要人物になった。みんな私を大切に扱ってくれる。なぜなら… まあ、生き残りは少なくて、あまり深く考える余裕がないからだ
さて、未来の諸君… 我々は… ひどい状況をなんとか生き延びた。なんとか生きてきたんだ…
これを聞いているということは… 我々の誰かがこれを作ったということだ。だろ? さあ、顔を上げるんだ! きっと大丈夫だ。いいね?
生存者の物語:コロネル(少年)
やあ…ダッサからここにどうやってたどり着いたか話すように言われて…
彼女はみんなにそう言ってるけど…それでそういうことになった。
ぼくの名前はコロネル。年れには13歳だ。
とにかく、ごめんなさいと言いたい…爆弾が落ちたのも、みんながおかしくなってしまったのも、頭が2つある牛が生まれたのも…みんな僕のせいかもしれない
僕は…悪ガキだった。スペルテストでカンニングしたし、チップ・ウィルキンスのすねを蹴って泣かせた。それから、ロージー・マクロイを階段から突き落とした。
体操服に全部アナを開けたこともあったし、食堂のマッシュポテトに接着剤を混ぜたことも…
マッチョになりたいと言ったハロルド・ニューウェルに、死んだハエを毎日10引き食べさせた。それから…ペットショップのネズミにヌカ・コーラを飲ませたり…
とにかく…全てのことに対して謝りたい。だって、色々悪いことが起きたのは、僕が悪い子だからって、パパに言われたんだ…
爆弾が落ちてから、パパの姿はみていない。それも僕のせいかな…
ならしょうがないけど、僕はいい子になろうとしているよ。
それから…パパ、もしこれを聞いてるなら…いい子になるから、戻ってきてくれる?じゃあね
生存者の物語:コロネル(大人)
おお! これを最後にやってから10年は経ったかな。だが、最初のは紛失したとダッサは言っていたな。まったく。私はコロネルだ。やあ!
さてと。爆弾が落ちてきた時は、まだ子どもだった。父親は戦争で死んだ。まあ、よくある話だ。私の人生の話は、たぶん退屈だ
13歳かそこらでダッサに発見されて、レスポンダーの元に連れてこられた。彼らは、すべてを教えてくれた。私はボランティアになった… 最高だったよ
ここ5年間は、レスポンダーだった! 家族を亡くした子どもたちを助けて… 彼らを守り、訓練して、兄貴のようにふるまった
発見できる人数は、毎年減っている。よくわからないが、外の状況は悪そうだ。単に食糧と水を得ることも難しい
B.O.S.だが… 違うものだと思っていた。何もかもが違うと思っていたんだ
とにかく。きっと10年以内にまたダッサから、生存者の物語をやってくれと頼まれるだろう。ハハ! それまで元気でな、アパラチア
生存者の物語:ソフィー
これって録音できてる? まあ、どうでもいいけど! ゴミ捨て場の生存者のみなさん、私はソフィー。私がどうやって生き残ったか、ゴミみたいな話を聞かせてあげる!
なぜこんなことになったかって? そうね… 爆弾が落ちる前、私は図書館の司書だった。そして今では、いつでも好きなだけ本が読める。最高ね!
いや、もしかして… 私は世界の終末をずっと待っていたあの農民の1人だったのかも。変な宗教を信じてる人たちっているでしょう? きっとそう!
違う違う! やっと思い出した。私はかわいい子供だった。スーパーウルトラ・マーケットでキャットフードをつまんで、何ヶ月も飢えをしのいでいた。私のそばには、両親の腐った死体があった…
誰も助けに来てくれなかった。誰も… そして私は、人生とは何か学んだの。あなたにそれを教えてあげる。レスポンダーはただのジョーク。もう救援ごっこは終わったから、せいぜい頑張って
もしあなたが完全な馬鹿じゃないなら、このゴミ捨て場から抜け出せるでしょうね… レスポンダーに殺される前に! 病人は置き去りにしなさい。そのほうが彼らは幸せだから。本当よ
泣き虫はここにとどまって、おままごとすればいい。でも少しでも脳みそがあるなら、山岳地帯に行って重荷を下ろしなさい!
デルバートは私を止めようとしたわ。余計なことを… あなたにアドバイスしてくれる人はもういないけど、悪く思わないで! フラットウッズとはこれでおさらばよ! じゃあね! ソフィーより愛を込めて!
生存者の物語:ナース・スコット
レスポンダーのダッサは俺の「生存者の話」と引き換えに物資をくれた。だから… やあ、スコット・シェパードだ。万事うまくいってるよ、ってな
戦前は看護師だったんだ。大した違いはないな。今はレスポンダーのために働いてる。ただで! フン!
政府は今も昔とほとんど同じだ。メチャクチャで、混乱し、信用できない。誰でも知ってることだ!
どうして戦争が起こったと思う? エイリアンだ。冗談だと思うか? いいか。地獄が始まる直前に… 俺は奴らを見たんだ
庭で犬を連れてハンバーガーを焼いていたんだ。そしたら茂みがガサガサいう音が聞こえた。それからザっという物音だ
次の瞬間、頭がぼーっとして落ちていくような感じがして… そんなに飲んでもなかったのに
目が覚めると、何か小さなものが茂みに跳び込み、それを犬が追っていったのを目にした。そしてなにかがおかしいのに気づいた
犬が緑の皮の塊を口に入れてるのに気づいた。緑だ。コケかなにかみたいなやつだ
爆弾は約10日後に落ちた。正確には9日と19時間だ。厳密には235時間だ。それが何だか分かるだろう?
その通り。ウランの核分裂性同位体の原子番号だ。奴らは最初から企んでいたんだ!
なぜ奴らは最初に俺を狙ったのか、スコット・シェパードという看護師を。ああ。いい質問だ。聞いてくれてありがとう
奴らは俺たちの血を持ってた! 誰が生き延びるか知っていたんだ。これは奴らにとっては壮大な実験だったんだ!
すべては作り物だ。俺たちの命。考え。すべては作られたんだ。この会話のように。俺が言っているすべての言葉は… 計画されてた
目覚めの時だ、アパラチア! 糸を引いている奴を見つけてその糸を断つんだ!
生存者の物語:タビサ
これに話せばいいの? ええ。聞こえる? オーケー。ええと… それで、何を言えばいいの?
ダッサ「ええ、それじゃ、どうやってここに着いたか、それから、できれば自分の人生についても少し話して。これは歴史的文書よ。さあどうぞ、タビサ」
わかったわ… ありがとう… ええ。9日間、シラフのままよ。ここに来たのは9日前。私はタビサ… これが私の物語よ
たった今、全部を理解した。戦争、爆弾、私は… これが、その、現実の出来事だって、今わかったわ
もう何年も、クスリのせいで変な気分なんだと思ってた… 悩まされていた。クスリでこんなに気分が悪いんだって…
正気に戻って食べ物を探そうとするたび、もっとクスリを見つけて… それで… それが続いた。ずっと狂気が続いたのよ
ねえ、もしレスポンダーがいなかったら、今頃デカいネズミと争って、ゴミをあさってたはずよ… 彼らはいい人たちよ
教会にいる医者がくれた薬のおかげで助かったのよ。グループセラピーも受けさせてもらって… すごくいいわ… 助けになってる
でもね… 山に行くのはやめたほうがいい。山に行ったら、変になるわ。やりたくないことを、やらされることになるわ
人を攻撃することが多いわね… それに、上にはクスリもいっぱいあるの。そこに長居しすぎたわ… 人を傷つけて… 正しい判断が… できなくなった
ダッサ「大丈夫よ、タビサ。グループで言ったことを覚えている? アディクトールを摂取して休憩すれば、物事はすぐによくなるの。大丈夫、ここにいてあげる」
ええ… そのとおりね。でも、気分がよくなったら… 西に行くつもりよ。ここを出るの。クスリから遠ざかるのよ。全部捨てるの
毎日、改善しているけど… 何年もクスリをやって、放射線にさらされて、野宿して… 積み重なってる。もうベッドに戻るわ。いいかしら?
ダッサ「わかった、話してくれてありがとう、タビサ。おやすみなさい。大丈夫、ここは安全よ」
一般的なマナーを守って利用してください。質問する場合は事前にサイト内で検索して、よく調べてください。以下を例とする投稿は非表示になり、投稿が制限される場合があります。
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コメント一覧 (17)
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コロネルとかミゲルの演技も凄く良かった
監督官
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ポストアポカリプス物の醍醐味ですよ
監督官
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こうして世界観ついての考察をあーだこーだ言い合うのが好きなのでこういう場は本当にありがたい管理人さんに感謝
監督官
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監督官
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レスポンダーで物資を見付けて納入するクエストとか逆にカットスローツとかレイダー側でレスポンダー基地に襲撃掛けて入植者毎に頭ネジ切ってオモチャにしたりしたかったな…
既に滅んだ事にするには勿体ない設定だ
監督官
が
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フラットウッズはサラっと通り過ぎたからなぁ
監督官
が
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彼女があの人物だとすれば、ここから更に、彼女の長い人生は続いていくのだな...。
監督官
が
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