大戦の直前、合衆国陸軍から離反した「ロジャー・マクソン」が打ち出した理想の元に結成された組織「ブラザーフッド・オブ・スティール」のアパラチア支部。当時はアパラチアで演習中だったエリザベス・タガーディが率いる米陸軍レンジャー部隊「タガーディズ・サンダー」が中心になって結成された。
B.O.S.の活動目的は、戦後の世界で人間が完全に制御できない危険/便利なテクノロジーの確保にある。アパラチア支部でも潜在的に危険となりうるテクノロジーの収集を目標のひとつとしていたが、政府施設の調査はあまり進んでいなかった。その他にタガーディズ・サンダーは生存者の守護を目標として掲げており、アボミネーションの驚異を深刻と考え、根絶するべく活動していた。
アパラチア支部のリーダーであるエリザベス・タガーディは、活動に必要な物資を他の生存者から集める手段として、敵意を見せたり力づくで奪うことは固く禁じていたものの、最終的な勝利のためであれば強硬な姿勢も必要だという考えを自身のターミナルに記録している。
スーパーミュータントを掃討し、一時的にスコーチを退けるなどの結果は出していたが、退ける度に数を増やして戻ってくる上にスコーチビーストの出現によって驚異の拡大は止まらず、レスポンダーやフリーステイツといった他の生存者の派閥が集めた貴重な物資や、研究記録といった情報の提供をさらに強く要求するようになり、反発を受けていたという記録が少なからず残されている。
自己中心的、勝つためなら何でもする組織などと噂され、次第に組織の有用性を疑われはじめていることも把握していたが、勝利を信じて最後まで方針を変えることはなかった。
グラフトンダムの復旧
一時的に司令部を置いていた。電力を復旧させることで周辺地域の復興活動にも貢献していた他、商隊の護衛も行っていたらしい記録が残されている。
対スーパーミュータント作戦
レスポンダーとの同盟により行われた作戦。犠牲は出たものの、ハンターズビルで活動が激化したスーパーミュータントを掃討することに成功している。
サンダーマウンテン発電所
フリーステイツにより復旧していたが、周辺地域に拡大しつつあった驚異に対処するため、武力は用いずに威圧して乗っ取った。
キャンプ・ベンチャー
一時的に司令部を置き、志願者の訓練を行って組織を拡大させた。VESTの小屋の地下保管庫には、アパラチアで集められたテクノロジーが保管されている。
ディファイアンス砦
アレゲニー病院の跡地に建設された、アパラチア支部の最後の司令部。空の脅威であるスコーチビーストに対処するため、周辺地域にも対空ミサイルを配備させている。兵歴があれば誰でもB.O.S.に登録できるシステムも準備されていた。
タッチダウン作戦
スコーチビーストの驚異がアパラチアの外まで拡がる可能性を避けるため、巣を特定して破壊する作戦。作戦から数週間は新たなスコーチビーストが出現することが無かったため勝利を確信しつつあった頃、スコーチはさらに数を増やして裂け目から溢れ出してきたらしい。
この作戦の後にディファイアンス砦は陥落し、脱走兵を除いて旧アパラチアB.O.S.は全滅した。

タガーディズ・サンダー
- ハンナ・デ・シルヴァ:アパラチア出身。地理に詳しく様々な場面でチームを導いた。ハンターズビルの対スーパーミュータント作戦で殉職。キャンプ・ベンチャーにはロジャー・マクソンが彼女に贈った追悼のメッセージが残されている
- テッド・ウィルソン:階級はナイト。タッチダウン作戦で戻らなかったタガーディに代わり、アパラチア支部の指揮を取った
- ジョニー・モレノ:階級はナイト。優れた通信オペレーターとして評価されていた。タッチダウン作戦から戻らなかった
- エリザベス・タガーディ:階級はパラディン。タガーディズ・サンダーのリーダー。タッチダウン作戦後の消息はグラスド洞窟で確認できる
- エスポジート:階級はナイト。彼女を倒すにはスコーチビーストが3体必要だったと言われている
- ゲイリー・ウェーバー:階級は従者。タガーディズ・サンダーに参加できたこと、自身がレンジャーであることに強く誇りを持っており、B.O.S.への参加に不満を持っていた。パトロールに出たまま行方不明になったと言われているが、キャンプ・ベンチャーで見つかる「匿名の日記」が彼のものであるならば、アパラチアを脱出して西に向かった可能性がある
その他の隊員
- スクライブ・グラント・マクナマラ:元は民間人だったが、様々な作戦で部隊を助け、最終的にディファイアンス砦の副司令官を務めた。本部のタカノ博士からも評価され、作戦立案にも参加していた。
- パラディン・スワフォード:ハンターズビルで実施された対スーパーミュータント作戦で殉職
- ナイト・テックス・ロジャース:元々は機甲部隊に所属してアンカレッジで戦っていた。パワーアーマーの扱いに長け、ディファイアンス砦で最後まで戦った
- ナイト・カエデ・イトウ:ヨナの姉
- ナイト・メリッサ・レイシェ:ビッグベンドトンネルの東出口を守護していた部隊のリーダー。アパラチアの復興を願い、他の生存者に対して非常に親切だったらしい
- イニシエイト・ヴァーノン・ドッジ:脱走兵。旧アパラチアB.O.S.の生き残り
- イニシエイト・ファウラー:前線基地デルタでイニシエイト・ティグスと共に任務に当たっていた。残されているホロテープから、ぶっきらぼうな性格だったと思われる
- イニシエイト・ティグス:前線基地デルタでイニシエイト・ファウラーと共に任務に当たっていた
- レイチェル・プライス:衛生兵としてB.O.S.に入隊した元レスポンダー
- 従者エンリケ・ベルモンテ:無断で離脱しては叱られ、禁止されていたにも関わらず無許可で手紙を出すなどして度々問題を起こしていたが、最後まで戦った優秀なメカニック
- 従者イヴリン:ディファイアンス砦に配置されていた
- 従者モンゴメリー:Vault-Tec大学の自動制御の研究所を確保する突撃部隊に参加していた
- 従者R・ローゼン:サンダーマウンテンはオフラインのアナウンスでお馴染みのひと
- 従者ギルデン:ディファイアンス砦の陥落後も、サンダーマウンテン発電所で従者ローゼンと共に生き残っていた
- ハンク・マディガン:レスポンダーに参加する以前はタガーディズ・サンダーに参加していたという設定がある
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コメント一覧 (52)
監督官
が
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国がないのに税を求め、役人がいないために軍人が自分らで要求しなけらばならなかった結果、レイダーと変わらんと誤解されたりするっていう
軍人のBOSも役人のエンクレイブも民間人のレスポンダーやフリーステイツも皆が協力してれば、それはもう「国の再建」と呼んでもいいひとつの組織だった
彼らの遺志を繋ぎ会わせる事でプレイヤーが代わりにそれを果たすってのが熱い
監督官
が
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誰でもいい。生きていてくれたことが嬉しい…ってね
監督官
が
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監督官
が
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タガーディは軍人であるがために自分の任務を最期の最期まで全うした
どっちにしろ、国が消え失せ崩壊した世界でもまだアパラチアのために戦い続ける彼らの心の拠り所は、マクソンへの忠誠心でも、BOSという形骸でも、地元民への親切心でもなく、軍人としての矜持だったんだと思わせる
タガーディが軍隊経験のない人間を信用しきれなかった理由もそこに行き着く気がする
監督官
が
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そんな軍人としての思想に一番近いのがBOSだった
内心ではウェーバーもタガーディも、マクソンが創作したBOSっていうフィクションには距離を置いてる
アパラチアBOSは過去作のBOSと比べると、その経緯もあってか、より純粋な軍人として描かれてたと思う
監督官
が
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確か洞窟ってそういうのの条件満たしやすいらしいし
監督官
が
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100人のB.O.S.より1人のレジデントがいればアパラチア中の全てのミュータントもスコーチも殲滅できるから '`,、('∀`) '`,、
監督官
が
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グラントの遺言ホロテープも好きなのよね
監督官
が
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監督官
が
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もしくはタイムスケジュールが少し違っていたらタッチダウン作戦の計画中にレジデントらが76からやってきて……みたいなこともあったやもしれない
グラスド洞窟内の激戦の跡を見れば精鋭だったのは一目瞭然だし惜しい人財を亡くした
監督官
が
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実際はレジャー感覚で踊ったりねじを拾ったりしてるだけなのだけど
監督官
が
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監督官
が
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監督官
が
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監督官
が
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・・・まぁ伝説的な人物とされるロジャー・マクソンでも戦前の最終階級はあくまで「大尉」で一般的な「高級指揮官(佐官クラス以上)」とは呼び辛いし、タガーディに至っては中尉だからそんなもんなのだろうか。
監督官
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監督官
が
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その結果レスポンダーがスコーチ病ワクチンの研究成果を残す時間ができて
そのおかげでレジデントがスコーチ病を恐れずにスコーチと戦えると思うと感慨深いね
監督官
が
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監督官
が
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監督官
が
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監督官
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後にVault76からあふれた異能生存体たちがスコーチビーストクイーンを討ったのだ……と思っておこう
監督官
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プレイヤーもあんな感じのマーキングとかペイントできないかな
監督官
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監督官
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監督官
が
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こうなるとは分かっていたけどさ
監督官
が
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監督官
が
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仮に彼らが自分たちだけ生き残ればいいという原理で行動していれば、もしかすると再生の日にVaultから出てきた異能怪物たちと合流するまでまで組織を維持できたのかもしれない…
監督官
が
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監督官
が
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監督官
が
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監督官
が
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写真自体はsteamのトレカにあるけど下に名前は付いてなかったな
監督官
が
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ただお互いの不信感が最悪の結果に至る理由だったのだ…
監督官
が
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監督官
が
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